たまたまおもちゃ図書館でやなせたかしのアンパンマンの絵本を見つけました。絵柄自体がアニメで知られているものと結構違う感じがするし、パチモン感がしますがむしろこちらが本物。子供はアンパンマンといって喜んでいましたので借りてみました。
表紙から見てわかる通り、顔がパン。アンパンマンだから顔がパンなのは当たり前なんだけど、普段知っているアンパンマンとは違い顔の色味がなく、焼きたてのパンになっている、よりリアルなパンの色味になっている。
さらにやなせたかしのアンパンマンはマントにツギハギがあったり、服についている顔のマークに色がなくマジックで書いたかのような顔というなんだか安っぽい感じがする。
さらに衝撃なのは顔を食べられても弱体化しない、全て食べられても問題ないということ。アニメのアンパンマンとは結構違う。名前があんぱんまんからアニメでアンパンマンになったのはこの違いを表現しているからだろうか?
安っぽくなんだかんだ見窄らしく見えるアンパンマンですが、絵本の最後に書いてある後書きをみるとわざと見窄らしく書いているとのこと。正義を行うのは献身が必要ということで自己犠牲を表現するために絵柄が変わっているらしい。実社会での正義はこういうものだよということを表現している。
後書きではアニメのアンパンマンは正義の超人だけれども、この絵本のあんぱんまんは見窄らしい自己犠牲の人、このあんぱんまんは子供が気に入ってくれるのかと書かれている。幸いなことにウチの三歳間近の娘はこのあんぱんまんを気に入っているようです。
原作とアニメの違いはよくある話だけれども、日本人なら誰でも知っているアンパンマンでも違いがあるとは…
