離乳食で本を信じて失敗した話。この記事はその時の記録です。
子供が生後5ヶ月を迎え離乳食スタート。我が家では離乳食づくりはパパ(私)の仕事。初の離乳食づくりということで参考にしたのはうたまるごはん。週一で一気に作ってフリージング、食べるときに解凍すればいいということで、仕事をしている私にちょうどいい。
離乳食の1番初めは10倍がゆ。炊けたご飯に水を加えて作るだけ。分量も加熱時間も本に書いているので、その通りに作り始める。
ぐつぐつコトコト書かれるままに料理を終えて、最後に茶こしで残っている粒をすり潰す。これで完成。見かけは完璧。さっそくご飯をあげてみる。
口の中に入れるのは成功。あとは飲み込んでくれるかどうか。期待と不安が入り混じりながらじっと眺める。しばらくすると口をパカっと開けて口からでてくるご飯粒。どうやらお気に召さなかったようだ。
それならおかゆの液体部分だけならどうだ?と思い、そちらもあげてみる。そちらはすんなり飲み込んだ。粒がダメみたい。
離乳食初めだから仕方ないかということで、このときはこれでおしまい。
翌週のトライはすり潰したにんじん。こちらもうたまるごはんを参考に調理。にんじんを書いてある通りに茹でてからすり潰す。ただここで違和感に気づく。
書いてある通りに茹でたにんじんがすり潰せない。手にとって確かめてみると硬い。クタクタに煮た鍋に入っているにんじんのほうがまだ柔らかい。
おかしいと思い、すり潰したにんじんの作り方をネットで検索することに。ネットで出てきた茹で時間は本に記載されている時間の2倍ほど。
ぜんぜん茹で時間がちがうじゃねえか!
ひとまず、すり潰せた分だけ子供に与えてみる。粒が硬いせいで口のなかでザラザラするのだろう。やっぱり食べない。この時期の赤ちゃんはまだ唾液が少ないので、無理に飲み込むことは難しい。
離乳食を食べない原因がわかった気がするということで本は参考程度に、おかゆもにんじんもクタクタになるまで煮込んでみる。今回はしっかり柔らかく粒も気にならないくらい粉々にできる。これを子供にあげてみる。食べるかな?
ドキドキワクワクしながらそっとスプーンをお口のなかに入れ、ゆっくり引き出し。またまた期待と不安が入り混じりながらじっくり観察。
今回はなかなか出てこない。これは食べたのではないかとスプーンでもう一杯あげてみる。次も同じく出てこない。これは間違いなく食べている。
離乳食デビューは無事成功。パパの仕事は果たせたかな?これにて一件落着なのだが、うたまるごはんには思うところがかなりある。
まず一つ目の問題が作り方が書いてあるが、どうなってたらいいのか赤ちゃん目線の情報が少ないこと。今回この記事で書いた内容のことがこれにあたる。他にも献立で使う食材が少なく、アレルギーチェックが不十分。卵や牛乳の使用頻度が少ないなど、子育てに重要なことが抜けているように思う。
離乳食づくりで参考にしたうたまるごはんは献立を考えなくていいから確かに便利かも知れないが、あくまで献立の参考程度に留めておこう。5〜6ヶ月の赤ちゃんにはあげるものよりもとにかく柔らかい持つと崩れそうになるくらいまで煮た野菜をあげることが離乳食づくりで失敗しない方法だと思う。